はいさい!
寒暖差のある今日この頃ですが、気持ちのいい季節はそこまで来ている久米島です。
去る3月1日「第75回 沖縄県立久米島高等学校 卒業式」が、無事に執り行われました。
約70名の生徒が、3年間過ごした学び舎から巣立ち、各々が選択した進路へ向けて歩みだしていきました。
入学当初にコロナ禍となり、入学式も延期、そして休校、分散登校など多くの規制が日々続き、本来の高校生活からはかけ離れた生活様式を強いられた彼らの卒業は、本当に感慨深いものでした。
今年は、昨年ほどの規制はなく、保護者や来賓の方々も数多く参加し、賑わいのある華やかな卒業式となりました。
その翌日には、離島留学生による「卒業報告会」が久米島町役場で開かれました。
ここでは、11名の離島留学生が一人ひとり登壇し、保護者や島親、その他関係者に向けて、3年間の思いと感謝を伝えてくれました。
始まる前から緊張感に包まれた会場は、トップバッターの生徒が発表を始めたわずか数秒後から涙々で、終始感動の報告会となりました。
各々から出てくる言葉には、不安から始まった離島生活や、様々な葛藤や挫折、そして心から嬉しかった出来事など、ここでは伝えきれない思いに溢れていました。
何よりも会場中に響き伝わった言葉は、「ありがとうございました!」という感謝の気持ちでした。
同期生たちの絆、先輩や後輩への想い、そして島で出会ったすべての人へ向けられたメッセージは、素晴らしかったです。
これから彼らが、この島で培った経験をもって歩んでいくわけですが、風のように世界中を旅して、様々な困難にぶつかっても、久米島が彼らにとって心の拠り所となれば嬉しいです。
島の人たちもそれを願っています。
卒業報告会の最後に、久米島高校の校長先生が「この離島留学制度は、地域が人を育む素晴らしいものであり、島の人たちは誇ってほしい」と仰っていました。
その言葉を受けて、久米島町が取り組んでいる「高校魅力化事業」の価値を再認識させていただきました。
ありがとうございました。
最後に
卒業した離島留学生の皆さん、本当におめでとう! そして、ありがとう!
出会えたことに感謝! チバリヨー!
あんしぇー、またやーさい!