はいさい!
先週はカンカンの日差しと蝉の合唱を浴びていたのに、今は冬物を被りファスナーは首まで上がっています。
毎年のこと、秋あったっけ?と思ってしまう久米島から、ハウスマスターの大石です。
最近考えていたことを書きに来たのですが、まずは先月の久米高体育祭時の写真を自慢したいのでご覧ください。
本当に色んな姿を見せてくれる久米島の空と海、この日はさんぴん茶でなく炭酸飲料が欲しくなる爽やかさでした。
さて、最近頭にあること、いきます。
「お休みの日って何されてるんですか?」
これはどんな会話にもよく出てくる質問。
「喫茶店巡りとか、古着屋巡りとかですかね」
これは移住前、東京に住んでいた私が答えたであろう回答。
「どれだけたくさんのお店を知れるか」
あの頃はこれが、ひとつのステータスだったのかもしれません。
思い返してみると、行きたい場所の選択肢を取り出すのはいつもスマートフォンからでした。
そして、選ぶ基準になるのは四角い枠の中にある、よく知らない誰かからの評価。
情報収集のほとんどが手のひらサイズだったなぁと思います。
そして、自分の決断を他者に委ねすぎていたなぁ、とも。
久米島の人になって、3年目。
今は自分の感覚がしっかりと機能していることが分かります。
休日、行きたい場所を思い浮かべる時には「あのお店」でなく「あの人のもと」という選択肢が増えました。
加えて、お客さんのひとりとしてでなく、わたし個人として接してくださる人も増えたように感じます。
「よかった、ここでちゃんと暮らせてる」
そう思えるようになったことはもちろん、暮らしに意識を向ける余裕ができていることが幸せです。
じんぶん館寮生は島にひとつしかない高校の生徒、ましてやその中でも数少ない離島留学生という立場。
日頃から島の皆さまには本当に大切に接していただいており、感謝でいっぱいです。
ただ、立場はいずれ変わります。
立場が変われば景色が変わります。
景色が変われば考えも変わり得ます。
そんなもんだと思うのです、人って案外コロコロ変わる。
だからこそ何が起きても変わらないもの、終わらないものを掘り起こしたい、そして大切にしたい。
目的地がどこであれ、そこから湧き出たものがエネルギーなら、全部なんとかなると思いたい。
そう簡単にいかないことだらけだとしても、信じたい。
最近の休日は、その日の自分がひとりで考えたり感じたりして、どこで何するかを決めています。
お友達に会ったり、イベントに参加したり、ドライブしたり、ダラダラしたり。
そういう感じです。
ちなみに皆さんは、お休みの日って何されてるんですか?
ハウスマスター大石