はいさい!ハウスマスターの大石です!
5期生の卒寮と8期生の入寮が間近に迫り、
ハウスマスターも寮生も内心ソワソワしている最近のじんぶん館です。
さて、私が東京から久米島に移住してもうすぐ1年になろうとしていますが、
初めての離島生活で感じていることを共有したいなと思います。
その前に、沖縄の2月といえば桜。
久米島でも綺麗に咲いていました。
私が久米島生活で感じていること、それは「遅い」「暗い」「少ない」ということです。
文字だけだと不満のように聞こえてしまいますが、これらは全て離島に存在する価値だと思っています。
久米島は物の到着が遅く、学校から帰った寮生からは「まだ私の荷物届いてないの?」とよく言われます。
ですがその分だけ、待っている間の心が弾む時間は長く続きます。
久米島は道が暗く、遅い時間に歩くには危険だと感じる場所も多くあります。
ですが見上げると、言葉に出来ず笑えるくらい感動的な星空が広がっています。
久米島は飲食店や遊び場が少なく、暇なときに何をしたらいいか分からなくなってしまう時すらあります。
ですが、ただゆんたく(沖縄の方言でおしゃべり)ができる幸せを感じられたり、
自分の力で楽しいを創り出すことができるようになります。
物事を多面的に見ることでどんなものからも価値は生み出すことができると思うのです。
なんとなく分かっているつもりでしたが、実際に生活しながら感じ続けることで確信に変わりました。
ちなみに昨年9月の台風9号で24時間以上停電したじんぶん館。
真っ暗な中寮生たちは工夫を凝らしてボードゲームで遊んでおり、私はそれを眺めながら幸せな空間だなと感じていました。
とりあえず全部受け入れてみる。
自分の弱みも、弱みのままで活かせる方法を考えたら、いつかは強みになるのかもしれません。
日々の関わりの中で私にそう教えてくれたのは、一緒に暮らす寮生でした。
3年生は卒寮までもう少し。
コロナ禍だとしても、コロナ禍だからこそ出来ることはまだまだあるはず。
ハウスマスター大石