久米島高校では、ハワイのコナワエナ高校との交換留学プログラムを実施しています。
毎年8月ごろ、久米高生が3名、ハワイに留学に行き、そこでホストファミリーにお世話になりながら高校に通います。
そして、11月ごろ、久米高生が現地でお世話になったホストの子どもたちがハワイからやってきます。
久米高生を受け入れてくれた家庭の生徒が、久米島にもやってくるという仕組みでやっています。
2019年の11月4日~11月12日まで、ハワイ、コナワエナ高校の留学生が久米島に滞在していました。

左から、ペイトン・キムさん、引率のジル・オールレッド(エイデンの母)、エリカ・ナカモトさん、エイデン・オールレッドくん。
みんな15歳で、ハワイの高校の2年生にあたるそうです。
滞在中は、ホストの生徒たちと過ごしながら、久米島で様々な体験をしてもらいます。

ハワイ島にもある、海洋深層水の研究所の見学中。
毎年、ハワイ留学生を案内してくれるベンさん(写真中央)ありがとうございます。

海ぶどう養殖場の見学にも行きました。
ペイトンさんがかなり気に入ってくれた模様!
パクパク食べてくれていました。(笑)

時間があったので、引率のジルさんをゆいまーる館に連れて行ったときの様子。
コースター折、苦戦してましたが非常に楽しそうでした!

久米高のALTのブランドン、そして先生の持っているSUPを借りてアーラ浜へ。
水温がかなり冷たかったですが、みんな楽しんでくれてました。
(インドアの岡本は木陰でゆっくり読書をするという優雅な時間を過ごしていました)

久米島高校での授業風景。英語の授業でコミュニケーション英語の学習をサポートしていただきました。

久米島の中学校で生徒のみなさんと交流した時の様子。
黒板にかわいらしいメッセージが書いてあり感激。
中学生の皆さん、ありがとうございました。
留学生の滞在の様子をつらつらと紹介しましたが、、、
毎年、生徒たちを見ていて感じるこのプログラムの価値は、国境を越えた絆にあるな~と感じます。
「友情ってやつぁ・・・付き合った時間とは関係ナッスィング!」という名言を残した某ONE PIECEさんのキャラクターがいましたが、本当にそうだな~と実感します。
彼らがともに過ごした時間は、ハワイ現地で2週間ほど、久米島で1週間ほど。
合計1か月にも満たないようなわずかな時間です。
さらに生徒たちもすらすらとたくさん英語を話せるわけではないので、コミュニケーション量もきっとそこまで多くないはず。
それでも、ハワイ留学生と久米高生には、いつも特別な絆が紡がれているようです。

お見送りの空港では、飛行機が飛び立つまで手を振り続けました。
ハワイに派遣された生徒だけでなく、彼らと共に過ごした久米高生もお見送りに来てくれました。
「久米島の良さは人にある」というのはよく聞く言葉ですが、この留学プログラムも大切なことはそこにあるのだと感じます。
もちろん、語学力も向上しますし、様々な文化を知り、自分の価値観が変化するということもあるのですが、やはりそこに温かい人的交流があってこそのプログラムだなと思います。
今年も、良い瞬間に立ち会わせてもらいました。
滞在中はもちろん、忙しさもあり大変だったとは思いますが、精いっぱい留学生をもてなしてくれた生徒たちにお礼を言いたいと思います。
魅力化支援員 岡本