久米島高校の総合学習「まちづくりプロジェクト」では、高校生自身が地域の課題解決にチャレンジをします。
1年生の1学期は、まず久米島について「学ぶ」時間。
毎回3名の講師を招待し、生徒はそれぞれ話を聞きたい講師を選択します。
第3回の7月17日(水)。
この日は、儀間成人会の宇久里隼人(うくざとはやと)さん
久米島観光協会の上原一晃(うえはらかずあき)さん
を招待し、お話を伺いました。
僭越ながら、高校魅力化支援員の私、岡本もお話をさせていただきました。
今日は、上原一晃の講演内容について紹介をしていきます。
講師プロフィール

東京都出身で沖縄歴11年。久米島移住3年目。趣味はパン作りやダイビング、カメラやカラオケなど。
2006年 初めて久米島に来島(初沖縄)
2008年 琉球大学内にあるモノづくり支援の会社からヘッドハンティングされて 沖縄に移住
2017年 久米島観光協会にて勤務開始。
観光って何だろう?
観光とは「非日常」を体験することだと思います。
例えば、久米島の観光地は久米島に住んでいるみんなには当たり前の風景かもしれません。
ただ、久米島の自然も観方を変えれば素敵に見えるようになります。
久米島に来る観光客数は、年間約10万人(2015年に突破)。
また、リピーターが増えているという状況があります。
彼らは『このままの久米島がいい。宮古・石垣みたいにならないで』ということが多いんです。
今の久米島高校の校長先生の初任校が久米島だったみたいで、今の久米島は30年前とあまり変わっていないと言っていました。

島民が感じる魅力と観光客が感じる魅力
みなさんが思う、久米島の好きなところは何ですか?
逆に久米島の嫌いなところは何ですか?
観光客と島民では幸せの感じ方が違うんです。
皆さんにとっては当たり前で価値がないことも、観光客から見たら魅力的に見えることもあります。
浦添高校の生徒が、修学旅行おもてなしプランというものを実施しています。
浦添は通り過ぎる町と言われ観光客からの人気がないという現状がありました。
そこで、浦添の高校生たちが同じ高校生の目線で修学旅行ツアーを考えて、実行しました。
高校生自身が、地域の魅力を発見して、観光ツアーを作ることができます。
皆さんだったら、どんな観光プランを考えるでしょうか?
ぜひ、自分のとっておきの久米島を考えてみて、人に勧めてみてほしいです。